VC++ Express EditionでWin32Apのコンパイル †
概要 †
Express Editionは、.NET Frameworkの勉強用という位置づけであるため、
Win32Apのコンパイルが行えません。
Visual Studioは高額であるため、無料のExpress Editionで
ある程度の開発を行えるようにするため、ここではWin32Apのコンパイルを
行えるようにする手順を示します。
手順についての注意 †
- PlatformSDKが事前にインストールされている場合は、VC++ Express のインストール時に自動的に Win32 アプリケーションを作成するためのテンプレートが組み込まれますが、後から Platform SDK をインストールする場合を想定した手順となります。
手順 †
- Visual C++ Express Edition をインストールします
- Microsoft Platform SDK をインストールします
- ダウンロードのリンクを記述していますが、URLはちょくちょく変わってしまうので、エラーとなった場合は検索して下さい
- サイズがかなり大きいので、Webインストールもフルインストールも変わりません
- フルインストール用のパッケージを落とし、保管しておくと良いでしょう
- オプション ダイアログ ボックスの プロジェクトとソリューションセクションで Visual C++ フォルダ を以下のように更新します。
- Executable ファイル - 「C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Bin」
- Include ファイル - 「C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\include」
- Library ファイル - 「C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\lib」
- C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\VCProjectDefaultsにあるcorewin_express.vsprops ファイルを以下のように更新します。
AdditionalDependencies="kernel32.lib"
を
AdditionalDependencies="kernel32.lib user32.lib gdi32.lib winspool.lib comdlg32.lib advapi32.lib shell32.lib ole32.lib oleaut32.lib uuid.lib"
と修正します。
- Win32 アプリケーション ウィザードでWindows アプリケーションを有効にするため、以下のようにして下さい。
以上